投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 22 日 21:27:33:
2000.09.22 Web posted at: 4:48 PM JST (0748 GMT) ワシントン(ロイター)
クリントン米大統領が不倫もみ消し疑惑の渦中にあった1998年、「私もセクハラを受けた」と発言して注目されたホワイトハウスの元ボランティアが、この発言に対する当時のホワイトハウスの対応で、プライバシーと公民権を侵害されたとして、大統領らを相手取った訴訟を起こした。
この女性は、キャスリーン・ウィリー・シュウィッカーさん。21日の記者会見で、「クリントン大統領のセクハラを指摘した後、大統領にあてた手紙を公表されるなど、プライバシーを侵害され、名誉を傷つけられ、精神的な痛手を負った」として、大統領とヒラリー夫人、当時の大統領補佐官などホワイトハウス幹部数名を、ワシントン連邦地裁に訴えたと明らかにした。
シュウィッカーさんは、クリントン大統領がモニカ・ルインスキーさんとのスキャンダルの渦中にあった98年、CBSテレビのインタビュー番組「60分」で、「ホワイトハウスでボランティアをしていた93年に、大統領執務室の近くでクリントン大統領に身体を性的に触られた」と語って注目を浴びた。
ホワイトハウスは番組の翌日、発言に信頼性がないことを示すため、シュウィッカーさんが大統領にあてた好意的な手紙を公表。大統領は、現在までシュウィッカーさんの話を否定している。
シュウィッカーさんは、ホワイトハウスがこの手紙をはじめ、他の個人情報も公表したことで、「人生の中の最も奥深い秘密がマスコミにさらされ、私の子供たちも脅威を受けた」と主張、「大統領は、単なる一市民の私に対して権力を乱用した。黙っているわけにはいかない」と話している。