題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。
投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 12 日 13:09:09:
2000.09.12 Web posted at: 12:06 PM JST (0306 GMT)
ロンドン（ＣＮＮ） 石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）の増産決定にもかかわらず、原油相場の上昇が続いていることから、欧州各地では、燃料価格の高騰に反発する抗議デモが続発し、ガソリンスタンドが休業に追い込まれるケースも相次いでいる。仏国内で先週、運送業界や農業組合が抗議行動を展開し、政府から燃料税軽減などの譲歩を引き出した「成果」をみて、英国、ドイツなどの業界も同様の行動を起こしている。各国政府は「税引き下げには応じない」と強い姿勢をみせている。
１１日は、英国、ドイツ、ベルギー、オランダの各地で抗議行動がみられた。英国内では、石油精製所や貯蔵所などが封鎖され、市民の間で買いだめ騒ぎも起きた。１２日までには数千カ所のガソリンスタンドが品切れを起こし、休業に追い込まれる見込みだ。
ただブレア首相は「燃料税の引き下げに応じるつもりはない。英国政府は、抗議行動のせいで政策を変えたりなどしない。石油の流通を回復させるために、警察の介入を望む」と述べた。
ドイツでも、クリムト運輸相が「燃料税を下げる理由はない」と断固とした構えをみせた。
ベルギーでは、運送業者やタクシー運転手、バス会社が、首都ブリュッセルの主要道路や石油精製所に向かう道路を封鎖する行動に出た。週明けの１１日朝、ブリュッセル中心部では、通勤者らが回り道をしたり、車での移動を諦めるなど、数千人の足に影響が出た。
ベルギーの運送業者らは、「１９９９年初めに軽油が５０％値上げされて以来、商売が成り立っていない」と不満をつのらせる。運輸相との間で行なわれた交渉も失敗に終わり、業者らは封鎖行動を続ける構えだ。
抗議行動はオランダにも波及し、１１日には数十人の運送業者が主要道路の封鎖を始めた。ロッテルダムから南方のブレダへ向かう道の途中に、３台の車を止めて交通を遮断したため、１０キロ近い渋滞が起きた。
英国では、石油販売の最大手エッソが、１６００カ所のガソリンスタンドのうち３００カ所で、ガソリンと軽油が品切れになったと発表。２番手のＢＰアモコも、１５００カ所のうち６００カ所が品切れを起こしている。シェルやトタール・フィナ・エルフでも、先週末から国内の精製所が封鎖され、スタンドの休業は避けられない事態となっている。
さらにスペインでも、農民らが燃料税引き下げを求めて石油精製所の封鎖を計画している。アイルランドでは、トラック運転手の団体が軽油にかかる関税の引き下げを主張し、今週末にもデモを行なう予定。イタリアでは、すでに漁民によるデモがあったほか、１３日にはタクシー、トラックの運転手がベルサニ運輸相を訪れることになっている。
一方、一連の抗議行動の発端となったフランスでは、運送業者と農民が１５％の燃料税引き下げなどを勝ち取り、騒ぎがおさまりつつある。ただし、仏国内で燃料の供給が正常に戻るまでには、あと数日間かかる見通しだ。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。