投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 22 日 00:30:22:
【リマ21日=窪田淳】
フジモリ大統領の早期退陣発表で揺れるペルーの統合参謀本部と国家警察は20日深夜、大統領への忠誠を確認する声明を発表した。複数の地元メディアが報じた「大統領側近のモンテシノス国家情報部(SIN)顧問がクーデターの準備のため陸軍司令本部に軍幹部とともに立てこもった」との情報を否定し、政情不安を拡大を避ける狙いがあると見られる。ただ軍と太いパイプを持つ同顧問と大統領の確執が尾を引いているとの見方もあり、ペルー情勢は緊張が続きそうだ。
クーデターを準備しているとされる可能性については、ペルーのテレビ局カナルNなどが20日夜に「モンテシノス顧問が大統領に反撃するため、6人の将官とともに陸軍司令本部にろう城している」と伝えた。フジモリ大統領は同日午後、サラス首相ら3閣僚を集め深夜まで約10時間に及ぶ緊急会議を開いた。この直後、統合参謀本部は「ろう城事件」報道に関する声明を出した。