投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 21 日 21:45:18:
2000.09.21 Web posted at: 8:25 PM JST (1125 GMT)
ロンドン市内の英国情報部(MI6)本部で20日夜に起きた爆発について、ロンドン警視庁の担当者は、外部からロケットランチャーが撃ち込まれたという見方を示した。犯行組織については、北アイルランド和平に反対するIRA(アイルランド共和軍)の分派という見方も出ているが、まだ絞り込めていない。
ロンドン警視庁テロ対策課のアラン・フライ部長は「タイプは分からないが、ロケットランチャーかもしれない」と述べ、200-500メートルの距離から撃ち込まれたという見方を示した。
IRA内部には、和平方針と武装放棄の是非をめぐって激しい対立があるとされる。IRAがロケットランチャーを所有していることは、第三者による武器庫の検証でも明らかになっており、これが今回のテロの「IRA犯行説」の根拠となっている。
フライ部長は「IRAの反主流派の犯行という可能性を除外しない」と述べたものの、具体的な証拠などはなく、犯行組織について、あらゆる可能性を追求していることを強調した。
ロケットランチャーは主に対戦車用として歩兵が携行する兵器。アフガニスタン紛争では旧ソ連軍の戦車が、アフガンゲリラの使うロケットランチャーに苦しめられたとされ、中近東や南米の反政府ゲリラなどが密輸入し、装備しているとされる。