投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 20 日 13:14:55:
スイスで24日に、国内に住む外国人の数を制限するかどうかを問う国民投票が行われる。極右勢力が国民投票に必要な10万人を上回る12万人強の署名を集め、外国人の比率を全人口の18%以内に抑えるよう提案した。政府や経済界は、国際関係への悪影響や、人材供給など経済面のマイナス、人道的な問題点を指摘し、反対キャンペーンを展開している。
提案者のアールガウ州議会議員とフィリップ・ミュラー氏は「1990年代にスイスでは移民が急増し、スイス人の職が奪われ、犯罪も増えている」と外国人制限の理由を説明。スイスは、欧州の中でも外国人の比率が高く、全人口の19.2%にあたる約137万人の外国人が住んでいる。とくに90年代前半の増加率が大きく、脅威を感じたスイス人が提案に賛同、7月時点の世論調査では、賛否の数が伯仲した。
こうした状況に危機感を抱いた政府は、夏以降、(1)人の自由往来を定めた欧州連合(EU)との一括通商協定の破棄につながり、国際関係に重大な支障が生じる(2)戦争による難民の一時滞在などを認めてきた伝統的な人道主義に反する(3)18%の数値に根拠がなく、地域配分の合理性にも欠ける――など8項目の問題点をあげて反対キャンペーンを展開。一般市民の間でも人間に対して「割り当て」(クオータ)を設定するのは人権に反する、という意見が徐々に広がっており、最近の世論調査では反対が増えてきた。
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★スイス御自慢の「直接民主主義」でとういう結果が出るか楽しみですな。