投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 18 日 12:56:17:
脳死に近い状態の小児でも、積極的治療を施せば、重い障害を残しつつも生存する可能性の高いことが、北海道立小児総合保健センターの高橋義男医師(脳神経外科)の分析でわかった。
脳死に近い状態では積極治療を望まない家族のほうが多いが、将来、臓器移植法が改定され、家族の承諾だけで脳死の小児の臓器提供が可能になった場合、「臓器提供か、重度の障害か」という選択を迫られるケースも出そうだ。分析結果は十七日に兵庫県で開かれた日本小児神経外科学会で発表された。対象は、同センターで最近六年間に、脳死に近い状態と診断された零歳から十二歳までの二十六人。
家族と医師の話し合いにより、消極的治療にとどめた十八人は全員、脳死に近いと診断された日から平均約十七日後に死亡した。
一方、積極的治療を続けた八人は、二人が診断の二〜三日後に死亡したものの、六人は重度障害を残しながらも生存している。
(9月18日03:10)