投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 16 日 23:24:30:
【フランクフルト16日=貞広貴志】
デンマークで最近、ロシアやアルメニアからの亡命希望者が審査のための滞在期間中に盗難・暴行事件を起こすケースが急増、これに怒ったカレン・イェスパーセン内相が「犯罪にかかわった亡命申請者は、無人島に送ろう」と提案し、論議を呼んでいる。
旧ソ連からの亡命志願者は、集団でデパートを訪れ高級品をごっそり盗んでは本国で売りさばくなど、派手な手口が目立つという。内相は「こんな犯罪が続くのを許さない」と宣言、無人島への流刑を「極端な措置かも知れないが、絶対に検討すべき選択肢」と提唱した。
“経済難民”の犯罪は、外国人排斥を叫ぶ極右勢力の伸長につながっており、政府の断固たる態度を示すことで、与党・社会民主党の人気低落を食い止めるのが、内相の狙いだったと見られる。
だが、内相の提案には、野党だけでなく与党内からも「外国人に対する偏見を助長するだけの愚策」と反対の声が上がった。皮肉にも、極右の指導者は「われわれが十五年前にぶち上げた提案そのままだ」と“称賛”した。内相はあわてて提案を撤回したが、「島流し」論議は収まる気配を見せていない。
(9月16日21:51)