投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 16 日 12:16:54:
【ワシントン15日逸見義行】
15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場の米国産標準油種(WTI)10月受け渡しものは、前日終値比1・85ドル高と急騰、1バレル=35・92ドルで取引を終えた。一時は、1バレル=36・00ドルまで高騰した。36ドル台をつけたのは、湾岸危機が高まっていた1990年10月以来、9年11カ月ぶり。
原油価格の急騰で、世界経済に与える懸念が強まっており、石油輸出国機構(OPEC)に対し、一層の増産を求める要求が強まるのは確実だ。今月下旬にプラハで開かれる先進7カ国蔵相・中央銀行総裁会議(G7)などの一連の国際金融会議でも、原油価格の動向は重要な議題になる。
OPECは10日に日量80万バレルの増産を決めたが、市場では「増産規模は不十分」との見方が大勢を占め、「1バレル=40ドルは射程内」との見方も出ている。
[毎日新聞9月16日] ( 2000-09-16-10:32 )