投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 15 日 18:50:52:
【ワシントン14日=林路郎】
中国の曽建徽・全国人民代表大会外事委員会主任は十四日、ワシントンの中国大使館で記者会見し、「米空軍が最近、空中発射型の各種巡航ミサイル六十四基をグアム島に配備した」と述べ、強い警戒感を表明した。
米軍による巡航ミサイル配備の情報は、米紙ワシントン・タイムズが先月下旬、「北大西洋条約機構(NATO)によるユーゴ空爆の際に使われたのと同型のものが八月、グアムの空軍基地に数十基搬入・配備された」と伝えていた。米国防総省は事実関係を公表していないが、事実なら、精密誘導兵器の米国本土外への固定配備は初めて。
ミサイル配備の狙いとして米専門家の間では、中台海峡の緊張に備えたものとの見方が強い。曽主任は会見で、「中国全土を含めアジア全体が攻撃範囲に入る。米国は一体何を考えているのか」と語った。曽主任はまた、米国と日本の戦域ミサイル防衛(TMD)網協力について、「緊張緩和の流れに逆行しており、危険だ」などと述べた。
(9月15日17:56)