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投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 15 日 12:18:51:
2000.09.15 Web posted at: 11:40 AM JST (0240 GMT) ニューヨーク国連本部（ロイター）
イラクが戦闘機にサウジアラビア領空を侵犯させたり、破壊活動を行っているとしてクウェートを非難していることに対し、オルブライト米国務長官は１４日、米国はペルシャ湾岸地域に強力な軍事力を維持しており、「いつでも適切な方法でこれを使う準備ができている」と警告した。一方、米国防総省によると、現在のところ、イラク軍による異常な移動はみられていないという。
オルブライト長官は、記者会見で、イラクが、同国北部のクルド人勢力地域を攻撃したり、近隣諸国や米軍を脅威にさらしたり、大量破壊兵器の製造を再開した場合、武力行使が米国の選択肢となる、と述べた。
また、オルブライト長官は、アエロフロート･ロシア航空の定期便が来月から再開されることについて、「賛成できない」とし、ロシアのイワノフ外相に「良い考えではない」との意見を伝える、と述べた。
オルブライト長官は、「（イラク）問題について１０年近く取り組んだ結果、イラク（政府関係者）の発言は一言も信じられなくなった」と同国を強く批判、領空侵犯は、「国連ミレニアムサミットと総会開催時に対決ムードをあおることを狙い、注意深く計画された」可能性もある、と語った。
１４日付のニューヨーク・タイムズ紙によると、イラクによるサウジ領空侵犯は、ほぼ１０年ぶりの出来事という。
一方、米国防総省のクイグリー副報道官は１４日、米国はイラク情勢を注視しているものの、イラク軍による異常な移動はみられていない、と述べた。
国営イラク通信によると、イラクのラシド石油相は、クウェートが国境地域で石油を掘削し、イラクから地下資源を奪う破壊活動を行っていると非難、対抗策をとると警告した。
これに対し、クウェートのサバハ外相は「われわれは何も盗んでいない。自国の土地から取ったものを盗みとはいえない」と反論した。
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