投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 11 日 17:32:28:
大分県津久見市の県南柑橘(かんきつ)農業協同組合連合会(草刈哲男会長)が、ミカンの生産量が注文に追いつかなかったため、宮崎県産のミカンを買い付け「大分県産」として出荷していたことが十一日、分かった。大分県産ミカンは津久見市などで「一村一品運動」の品目に指定されており、同県流通園芸課は「県産ミカンの信用を失墜させる行為」としている。
同連合会は九月十三日、東京都の卸売業者からS玉と呼ばれる直径五・五−六センチ大のミカン二十トンの注文を受けた。今年はS玉の入荷量が少なかったため、宮崎市の卸売業者を通じてさまざまな大きさのミカン約五十トンを購入。S玉を選別し「大分みかん」の箱に入れて二十三日に出荷した。
残ったほかの大きさのミカンも、大分県産に混ぜて別の市場などに出荷したが、二十五日になって「他県産のみかんを出荷している」という情報が県に寄せられ発覚した。
連合会の山本一成営業部長は「市場の要請に応じられないと注文がなくなると思い、やむを得ずやった。反省している」と話している。