投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 11 日 17:24:06:
[シドニー 11日 ロイター]
オーストラリア・シドニーの病院が、研究や研修、死後診断に利用する目的で、死亡した患者の遺族の了解を得ず、遺体から人体組織や臓器を採取・保存を行っていたことが分かり、政府が実態調査に乗り出すことになった。
ニューサウスウェールズ州政府は、病院や大学で数十年間にわたり、許可なく人体の部位や組織を収集していた可能性を示す証拠が見つかったことを明らかにした。
同州政府の保健相は、採取された人体組織や臓器のうち、患者の身元がどの程度まで明らかになるかは定かでない、としている。
同相はまた、同じことが同国中で行われているのはほとんど確実、との見方を示した。
同相は、人体組織や臓器は医科学研究に欠かせないものであり、遺族の同意なしに保存することは違法ではないが、死亡した患者とその遺族に対する敬意、という基本的問題があると指摘している。