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■ Mail Magazine Radica 1998年12月17日(木) 第236号 □□■
より、無断転載
● 弁護士が150名も参加! 不当逮捕抗議集会のすごい盛り上がり
16日、安田弁護士不当逮捕抗議集会が、霞ヶ関の弁護士会館で開催された。
収容人数300人の大講堂に450名余りが入り、出席者は廊下にまで溢れる
状態という大盛況。会場には、江川紹子氏、福島瑞穂氏、遠藤誠氏など、よく知
られた顔も見られ、菊田幸一氏(明治大学教授・死刑廃止フォーラム90)、渡
辺脩氏(麻原国選弁護団長)、海渡雄一氏(弁護士・監獄人権センター事務局長)、
福田雅章氏(一橋大学教授)などといった、そうそうたるメンツが壇上にあがっ
ていた。
身柄を拘束されている安田弁護士からのメッセージが紹介され、あらためて無
罪を主張していた。
参加者450名のうち、150名が弁護士だった。こんなに多くの弁護士を一
度に見ることはもう無いかもしれないほどの密度。在京の弁護士のうち、1割程
度が参加したと見て良いのではないだろうか。この事件が弁護士にとって、将来
を左右する重要な事件であることを端的に表している。
「悪い奴をクライアントに持つ弁護士は悪い奴」という理屈が今回の逮捕劇の
裏にある。これはとんでもない論理で、もしこれがまかり通るようになってしま
うようになると、弁護士としての仕事が不可能になるほどやりづらくなることは
間違いない。大マスコミの報道では、「オウム裁判がうんぬん」という面ばかり
強調されるが、実はそんなものはどうでも良いのだ。
告訴をした住専管理機構のトップ、中坊公平氏は日弁連の元会長、副社長の黒
田純吉氏は安田弁護士の所属している第二東京弁護士会の副会長だ。安田弁護士
にとって、近い所にいる人たちから、刑事告訴されたということだ。
会場では、「集会に賛同する弁護士の中でさえ、天皇である中坊さんに逆らう
のはまずいと言う人がいる」という発言もあった。彼らにとって重要な意味があ
る事件であるにもかかわらず、いまだに日弁連全体での見解を発表できない理由
はそんなところにある。
○ 「キツネ目の男」宮崎学:緊急集会報告
http://www.zorro-me.com/miyazaki4/yasuda/goto.html
○ 社長日記:速報・不当逮捕抗議集会に450名結集
http://www.siri.co.jp/usr/koyanagi/diary.html
○ 朝日新聞:安田弁護士解任は受け入れない」とオウム国選弁護団長
http://www.asahi.com/flash/fnational.html#fnational_588