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【ワシントン10日布施広】コーエン米国防長官は10日、国連の査察を拒否するイラクに対し「(平和的解決の)時間はなくなりつつある」と警告するとともに、米空母エンタープライズが、予定を3日早めて23日に、ペルシャ湾に到着することを明らかにした。沖縄からは攻撃ヘリコプターの母艦となる米艦ベロー・ウッドがペルシャ湾に向かっており、26日に湾内に入る予定。このため米国が武力行使を決断するとしても、攻撃準備が整うのは今月下旬から来月以降になりそうだ。
米政府は外交的解決の可能性も模索しているが、コーエン長官は、外交活動には「始まりもあれば終わりもある」「時間はなくなりつつある」と語り、軍事行動の検討を続けていることを強調した。
[毎日新聞11月11日]