潜在意識を活用し奇跡を起こせ 2002年4月 |
私がこれという仕事に取り掛かると、決まって
<いくら努力しても無駄だ>と横槍がはいったものだ
一時はこの言葉が気になって仕方がなかった
今ではもう何とも思っていない
ーーアーネスト・シャクルトン(イギリスの南極探検隊)ーー
(史上最強のリーダー)
アーネスト・シャクルトンなる人物ををご存じであろうか。彼は3度の南極探検を
試み、すべて失敗に終わった人物である。にもかかわらず<史上最強の
リーダー>と絶賛され、世界中で彼の生き方がブームとなり、空前の盛り
上がりをみせている。映画化も予定され、各企業・団体では彼の
リーダーシップを研修で学ぶほどである。
なぜそこまで注目されるのか。それは、2度目の探検で分厚い氷塊に阻まれ、
船さえ失い2年近くに及ぶ極寒地での生活に耐え、一人の隊員も欠けさせる
ことなく奇跡の生還を果たしたからである。たとえどんな絶望的状況下で
あっても、隊員をまとめ、生きて帰れるという希望を与えつづけたからであった。
シャクルトンが評価されているのは、そのエネルギーと前向きな姿勢、勇気、
仲間意識、そしてどこまでも前進しようとする決断力にある。またなにより
<人を大切にする」ところにあり、いかなる犠牲を払ってでも目標を達成する
のではなく、「失敗したら、次はもっと大胆な目標を掲げて挑戦すればいい>
というところにある。「1人ではできないことも、全員が力を合わせれば可能
になる」と説き、「前向きな姿勢こそ、真の勇気を示すもの」と教えくれる。
ーー史上最強のリーダー シャクルトン マーゴ・モレル
PHP研究所 ステファニー・キャパレル著
(コメント)
何事においても情熱的で前向きな人は、なにか眼に見えない
磁石のような力で、周囲の人の心を引き付けるようですね