思えば、ひたすら自らのおもむくままに事をなし、果実を手に入れてきた
私にとって現実は常に彼方にあり、理想がその手前にある
理想を追い続けていれば、
それが現実になって、事を成すことができるのだ
ーーヘンリー・ミラー(アメリカの作家)ーー
(信念とは)
信念とは、あえて失望する危険をおかすことである。<できると考える人>は、
自分の考え方から失望の恐怖を捨て去った人である。どれほど多くの人々が
恐怖のためにコンテストに参加しなかったり、ゲームに賭けなかったり、偉大な
ものになると予想されるなにかに人生をゆだねなかったりしてきたであろうか。
<何もこころみなければ、何も失わない>という、意気をそぐ間違った言葉を
一人の若い教養ある男から聞いたとき、私の心はどれほど沈んだことだろう。
<それは間違っています。あなたは、手に入れられるはずのものを失う可能性が
あるというのが正しいのです。と私は彼にいった。
人生の悲劇の一つは、非常に多くの人々が失望する可能性を減少させるために、
自分たちの目標をわざと非常に低く設定していることである。
ーー積極的な考え方で成功する ロバート・シュラー 産能大学出版部
(コメント)
多くの人がチャンスとは、結果の保証がともなうものであると思っているのでは
ないでしょうか。しかし成功する人は、チャンスとは常にリスクがともなうことを
知っており、そのリスクを自分には乗り越えることができるという固い信念を
持っているようです。
ヘンリー・ミラー
1891〜1980 米作家
ニューヨーク市立大学中退後各地を放浪
1934年に発表した<北回帰線>で名声を得る