目を閉じその試合のための練習を始めた時点から
今ここにいる自分まで記憶をできる限り呼び起こす。そして考える。
準備はできた。今日勝てなかったら
俺は最高のボクサーじゃないということだ
ーースティーヴ・コリンズ(ボクシングミドル級世界王者)ーー
(リフレーミング)
あなたは、あなたの進路を妨害する否定的な材料を抱えているかもしれない。
過去の失敗や、なにもかもがうまくいかない試合のつらい思い出を、まだ
引きずっているかもしれない。リフレーミングしよう。これには二つのやり方がある。
まず大失敗に特殊な理由があるのなら、状況が違っていたらどうなっていたかを
想像しよう。怪我や病気から回復したばかりだったというのなら今後は体調も
万全で、試合をしたくてたまらないと自分に言い聞かせる。
もうひとつは、失敗した時の試合を頭の中でもう一度プレイし、ただし今度は
違うエンディングを用意する。どういう結果を望んでいたかを脳に伝える。
そして、その結果が得られたはずだという確たる証拠を並べて、あなたの望みが
現実的であることを脳に刻みつける。これを行なっていくと、同じ状況になったとき、
それに対処する方法が本能的に理解できるはずだ。
ーー勝者の条件 日刊スポーツ出版社
レックス・ジョンソン デイヴィッド・スウィンドリー共著
(コメント)
以前失敗したときと同じ状況になると、どうしても気持ちがマイナスに
傾きがちになりますよね。そのようなマイナスの思い出は、
逆にプラスの思い出になるよう、すりかえてしまいましょう。