自分自身の中に、それを左右するカギがある
ーーエマーソン(哲学者)ーー
(良いも悪いも心次第)
幸運をもっている人々は、<運をもたらすような考え方をする>人々なのである。
彼らは幸運を考え幸運をもつように準備し成功を期待している。不運な人は
このような考えをしない。彼らの準備は常に失敗のための準備なのである。
<あなたの未来は、あなたの心の中にある。>と昔からいわれてきたとおり
なのだ。こう考えてくると運ということについても、これまでとはまったく違った
光のもとで考えられるし、<運のよい>人になるためには、どんなことを
しなければならないかも、おのずから明らかなはずである。人に会うとか
特定の仕事をしようとするときはいつでも、悪い結果ではなく、よい結果を
期待することだ。失敗しているところではなく、首尾よく成功しているところを
思い描くことである。どんなに状況が悪く見えようと、どんなに不利な波が
押し寄せてこようと、やがて時が変わりよいことがおこることを信じて、
運をもたらすような考え方をすることである。そして忘れてはならないことは、
同時に懸命に努力をすることだ。
ーー自分を思うままに動かす 桑名一央 ぱるす出版
(コメント)
良いも悪いも心次第という言葉には、二つの意味が含まれています。
一つは、状況を作り出すのは、心(イメージ)の力であるということ。
そしてもう一つは、良い状況と判断するのも悪い状況と判断するのも、
実は自分の心のおき方の問題であるということです。
この二つが常に実践できれば、その人の人生には、もはや自分にとって
都合のよいことしか、起こらなくなります。
桑名一央
日本における潜在意識開発研究の第一任者 日本のマーフィーとも呼ばれる
<自己啓発>という言葉を訳出し、その後の自己啓発書ブームに火をつける