人間の精神は誰にも表現が出来ないほど偉大だ
もし人間の心を正しく理解するならば、
我らにとって地上に不可能はないはずである
信念の力によって想像はうながされ、意力は完成される
ーーパラケルス(スイスの医学博士)ーー
(心の威力)
人類が初めて地上に現われた初期の頃から、思考とか精神の働きというものが
どんなに偉大かを深くしった人たちによって、人類の教化が行なわれてきました。
偉大な宗教の指導者、帝王、軍人、政治家などは、偉大な思考ないしは精神力の
サイエンスをよく心得ていて人間というものは自分の考えに従って動き、
また他の人のこのに自分よりも強く確信に満ちた人の考えに従って、
反射的に動くことをよく知っていたのです。
したがって強くかつ躍動的な思想の人は多数の人の心に訴えてみんなを動かし、
ときには自由へ、またときには奴隷へと追い込んだのでした。精神力というものが
偉大な魔力をもつこととか、思いと物質とは密接に抱きあっていることとか、
あるいは思念の力は遠い距離からも、人びとや無生物にまでも力を及ぼすなどと
いうことを聞かされると、昔の私ならば大声をあげて笑ったものです。
だが、今は笑えないことなのです。また、精神がどんなものであるかの片鱗でも
知っている人ならば、おそsらく笑わないでしょう。知性ある人ならば遅かれ早かれ、
思考すなわち精神を使うことの力が地球全表面を変化させるだけの威力を持つと
いうことを認めるのです。
ーー信念の魔術 C・M・ブリストル ダイヤモンド社
(コメント)
歴史上の様々な偉人たちの伝記をひも解いていくと、潜在意識の力をといた言葉が
随所に発見できます。そしてそれらの言葉の本来の意味は、この力のことを
意識している人にしか本来の意味を理解することができないようです。
<すべては内にある。外には、一切ない><人間はやる気になればなんだって
できる>これらの言葉が一例でしょう。