この次に災難に出会ったら、そこからうまく利益を引き出すことだ
重圧に逆らって悲鳴をあげたり、恐怖に身を震わせたりする必要はない
顔を上げて周囲を見渡すのだ
どんな災難や不幸にも必ず伴っている
それに見合った恩恵の種子、それを探し出すことである
ーーナポレオン・ヒル(能力開発研究家)ーー
(災難・不幸には必ずそれ以上の利益の種子が隠されている)
他の人たちが成功へのちょっとした機会を与えてくれることがあるが、
そういうときに我々は自分の能力を信じ、目的に向かって前進しつづけて
いなければならない。落下傘部隊の軍曹であったハロルド・ラッセルは、
事故で両手を失い、挫折感と敗北感に打ちのめされた。
両手のない人生が恐ろしかったのだ。生きようと死のうと、
どうでもよくなっていた。そういったある日、やはり両手をなくした兵士が
病院にラッセルを訪れて、最初に超えるべき障害は自分自身だと説き、
エマソンの言葉を引用したのである。
<何にせよ失ったものがあれば、その代わりに必ず得るものがある。>
これ以来、手を失ったことが転機となった。彼はベストセラー作家になり、
幼なじみの恋人と結婚し、世の男性の多くが夢見る成功を手に
したのである。
ーーやる気を起こせ ジョージ・シン 三笠書房
(コメント)
実際このことを強く心にとめておくと、試練が起こることが不思議に
楽しみに思えてきます。このことを完全に実践できる人は、
もはや試練や不幸などは人生に存在しないのかもしれません。
ジョージ・シン
若くして30にも及ぶ会社のオーナーを勤め、一代にして巨額の財をなす
自らビジネススクールを開校する