これは途方もなく信じられないことかもしれないが本当である
考えは空間から浮かびでる
ーーエジソン(発明家)ーー
(自己期待)
スポーツ選手の勝者は、ここ一番という試合では、可能な限りの最高記録達成を
思い描く、勝者は、選手の中では自分が最もすぐれていると心から信じそれを
実証することに全精力を注ぐのである。疑心暗鬼の人間には勝利はない。勝者は、
疑うことを知らないのだ。マーク・スピッツは金メダル7個を期待していた。
第20回オリンピック大会の期間中彼は7度決勝戦に駒を進めた。そして、
信じられない話だが、7度とも世界記録を塗り替えたのである。試合前の
彼の自信に満ちた態度や勝利予告は、一部の観客からは鼻もちならない
うぬぼれと受け取られていた。しかし観客の目に写った彼の姿は、もっと正確に
評価されるべきものである。
すなわち、積極的な自己期待の決定版だったのである。予測し、期待している
ことは、いつかきっと実現されるものである。タナボタ式のものとか、手にする
資格があるようなものは、獲得できることもあれば、ダメな場合だってある。
しかし、自分が予測し期待しているものは、いつだってまず確実に手に入れる
ことができるだろう。
一般的に敗者が思い描くのは、失業、倒産、退屈なパーティー、ひどいサービス、
失敗、病気といった否定的な出来事ばかりだ。
ーー成功の心理学 D・ウェイトリー ダイヤモンド社
(コメント)
イチロー選手の打席の入り方を見ていると、何か自信に満ち溢れてますよね。
多分ピッチャーは、どこ投げても撃たれるなんて心境になっているんじゃないか
と思います。嘘でも自信ありげに振舞っていると、不思議と周囲から頼られ、
本当に演じているような人物になってしまうものなのかもれませんね。
D・ウェイトリー
能力開発研究所所長 全米オリンピック委員会心理学部会委員長
オリンピックメダリスト・宇宙飛行士・プロスポーツ選手・ビジネスマンなど
幅広い指導を行なう