いったん決定し実行する手順がととのったら、
心の負担になることは忘れ去り、成果だけを考えていればよいのです
つまり、あなたの知的な心の仕組みを自由にしておくのです
そうすれば得られる成果は2倍も良くなります
ーーウイリアム・ジェームス(アメリカの心理学者)ーー
(努力を放棄したときの再活性化現象)
ジェームス博士は、<結果を心配しすぎて失敗することは愚の骨頂で、それは
簡単に直せるものです。>とも述べています。長年、心痛とか不安、劣等感、
罪の意識といったものから逃れようと意識的に努力しながら失敗した人たちが
<もう思いわずらうことはやめた>と決めて以来、成功がむこうからやってきた
という例はいくらでもあります。
ジェームス博士はこう述べています。<悪い結果になるんじゃないかと
思いわずらっているような状況のときには、いったんその問題を放り出して
<もう俺は知らんよ>といってリラックスしてしまうのです。
あなたをしばりつけているとあなた自身が感じていることをかなぐり捨て、
執着することを止めたときに、成功への道は、開けるのです。
そうすることは、あなた自身が気づいていない緊張しきった自我に休息を与え、
より素晴らしい自我があることを発見させるのです。
努力を放棄したときに必ず出てくる再活性化の現象は楽観と期待を
まじえてゆっくりと生ずることもあれば、
突如として現われることもあり、その成果が大きいことも小さいこともありますが
人間が本来的にもっている確かな事実であることは間違いありません。
ーーマクス・ウェル・マルツ 自分を動かす 知道出版
(コメント)
なんでもかんでも、うまくいくと思い込んで行動することは無謀というものです。
行動する前にそのことを分析することは勿論大切なことです。
上記でジェームス博士は、一旦分析して決心し、行動に踏み出した後のことを
言っているのはいうまでもありません。
マクスウェル・マルツ
医学博士・心理学博士 南米、欧州各地6つの大学から名誉教授の称号を
贈られる。自己イメージを改善させることにより、目標・願望がおのずと達成
するというサイコサイバネティクスの理論を体系化する