自然に幸福になるという考え方は、いったいどこから来たのだろう
それどころか自分をあわれんでいる人間は、
クッションの上でそっと寝かされていても依然として自分をあわれみ続ける・・・
歴史を見ればわかるように人間が自己責任を背負って立てば、
環境が良かろうと悪かろうと気骨のある人格が育ち、幸福が必ずやってくる
ーーハリー・エマソン・フォスディック(神学者)ーー
(エール大学の調査)
私たちが自分のもてる力を十二分に活用できるかどうかは、
目標の持ち方によって大きく左右される。
それは、エール大学のある年の卒業生を対象にした調査でも明らかだ。
この調査では、卒業生に対して、<あなたは明確で具体的な人生目標と、
その目標を達成するためのプランをどこかに書ききしていますか>と質問した。
イエスと答えたのは、全体の3パーセントにすぎなかった。20年後、調査員は
彼らのもとを再び訪れて面接した。その結果、明確な目標を書き記していた
3パーセントの卒業生の年収合計は、残り97パーセントの人々の年収を
合わせた額を上回っていたという。
そればかりでなく、幸福感とか生活の充実度のように、数字では、はかりにくい
主観的な尺度からみても、目標をはっきりと定めていた3パーセントの人々のほうが
まさっていることが判明した。これこそ目標設定の威力である
ーーあなたはいまの自分と握手できるか アンソニー・ロビンズ 三笠書房
(コメント)
最初の神学者の言葉は、考えさせられますよね。
社会福祉の整っている先進国ほど、自殺率が高いそうです。
人間の充実感や幸福は、明確な目標を持って、それに向かって
努力し始めた瞬間から、得られるものなのかもしれません。
アンソニー・ロビンズ
ロビンス・リサーチ・インスティチュート社長
潜在能力開発研究家