折あるごとに、自分の希望するところ、求むるところのものを
<実現する、実現する>と繰り返し自分自身にいう
そして、その後はひたすらに信念を堅固にし、
これを繰り返していると、宇宙霊は自然的な経路で、
自動的にその求むることを実現してくるのである
ーー中村天風(哲学者)ーー
(誰もがもつ、目標達成の自動誘導装置)
1 あなたが持っている成功の仕組みは目標とか標的を持ったとき、はじめて
効率よく機能します。その目標は、達成可能な具体的なものでなければ
だめです
2 あなたが持っている目標への自動誘導のしくみは、目標が与えられたとき、
<その目標を達成するためにはどうしたらよいか>の手段を自動的に
提供してくれます。方法や知識の組み合わせは、達成すべき目標さえ
与えられれば、自ずとわかってきます
3 失敗したり間違ったりしても、心配する必要はありません。自動誘導の
仕組みは目標へのコースを間違ったときにはじめて修正行動を起こすのです。
目標達成は多かれ少なかれ、試行錯誤の行動の結果なのです。
4 学習の過程は試行錯誤で成り立っています。人間の脳と神経系は、
過去に経験した間違いを忘れ、成功した行動を記憶するのです。
そうすることで、継続的に成功を経験できるようになるのです。
5 <もの>を生み出す成功の仕組みは、あなたの意識下で働くのです。
あなたはそれを信頼するだけで十分なのです。
その創造の仕組みは、<現在、必要とされること>に自動的に作用するのです。
あなた自身はそのことを気にする必要はないのです。
<実行せよ、そうすれば力が与えられる>エマーソンの言葉です。
ーー自分を動かす マクスウェル・マルツ 知道出版
(コメント)
NHK教育テレビの英語ビジネスワールド10月版で、このマクスウェル・マルツ氏の
サイコサイバネティクス理論を紹介し、英会話のトピックにおいて、積極的な
思考例と消極的な思考例を英文によって紹介していました。
一見見る人が見れば、オカルトか何かに見えるこの思考法も、NHKで
取り上げられるぐらい市民権を得ているんだと、感激してしまいました(笑)
マクスウェル・マルツ 心理学者・医学博士
マルツ博士は膨大な被験者の実例をもとに、人は誰でも自己イメージを改善
すると、自分の望んでいた目標・願望がおのずと達成されることを発見しそれ
を<サイコ・サイバネティックス理論>として体系化した。
中村天風
30歳にして当時は死の病であった結核にかかり、死病を直すために世界を放浪、
病状悪化して帰国の途上、ヨガの聖人カリアッパと運命的に出会いインドへ。
2年数カ月ヒマラヤ山麗でヨガの修行、結核をも完治し日本人初のヨガ直伝者となる。
37歳、インドから帰国すぐ実業界に進出し、東京実業貯蔵銀行頭取はじめ、
大日本製粉(いまの日清製粉)など数社の重役として活躍。43歳のとき突然すべてを
投げ打って、日比谷公園で大道説法をはじめる。
その波瀾に満ちた半生から生まれた「人生成功哲学」は触れる者をたちまち魅了、
時の総理大臣、原敬が「この人は大道で講演させておく人ではない」と認め、
東郷平八郎はじめ有力者が次々に門下生となる。以降、1968年92歳で亡くなるまで、
戦前戦後の各界の頂点を極めたリーダーたちに強い影響を与えつづけた。