<うまくいくはずがない>と言い続けていると
あなたはいつか預言者になってしまうだろう
ーーアイザック・バシェヴィス・シンガー(ノーベル文学賞作家)ーー
(前向きな独り言)
気分をコントロールするもう一つの方法に自分が使う言葉に注意を向けるという
テクニックがある。言葉にはパワーがある。<前向きな独り言>とは、
そこそこに前向きな言葉をより強い言葉に置き換え、
影響力のある否定的な言葉は衝撃の少ない言葉に置き換えることだ。
いくつかの例をあげよう。何としても勝ちたいと思って、
そのために練習を積み重ねてきた競技会に出場することになったとする。
そのときの気分を言い表すとどんな言葉になるだろう。
ただ<よかった>だけだろうか?それとも<うれしい><自信はある>
<やってやる><力がみなぎってきた><絶対勝つぞ>だろうか?
それぞれの言葉を口に出してゆっくりといってほしい。
あなたの身体にはどんな変化がおきただろうか。
心理的にはどう変化しただろうか?
競技をはじめたくてうずうずしているだろうか?
そう感じているかもしれないし、そうではないかもしれない。
では、次の言葉をゆっくりと、一言ずつ口に出して言ってみよう。
<すばらしい><燃えてきた><もう止まらない><突き進め><無敵>
<決意は固い> どうだろう、感情はたかぶってきたのではないだろうか?
自信がみなぎってきただけでなく、はやる気持ちを抑えられなくなってきたはずだ。
ーー勝者の条件 日刊スポーツ出版社
レックス・ジョンソン デイヴィッド・スウインドリー共著
(コメント)
試合前になると、自分のライバル選手の名前を叫びながら、
苦しいトレーニングにいどむ選手がいると聞いたことがあります。
貴方はどんな言葉を唱えると、心が燃え上がりますか?
アイザック・バシェヴィス・シンガー(Isaac Bashevis Singer)
1978年ノーベル文学賞受賞 1904年、ポーランド生まれ
代表作「短かい金曜日」「愛のイエントル」「よろこびの日」