潜在意識は、あなたの願望実現、
あるいは目標達成を後押しする眠れる巨人である
積極的な思考を潜在意識に植え付ければ
望むものはすべて手に入るようになる
ーー ナポレオン・ヒル(能力開発研究家)ーー
(潜在意識との交信室)
エルマー・R・ゲイツ博士は、200以上の特許を持つ心理学者であった。その多く
は基礎的なものであり、潜在意識の中から創造力を引き出して活用したもので
あった。博士のとった方法は、どうしたら天才的能力を発揮できるかに興味のあ
る人にとっては、意味深く興味のあるものだろう。
博士の研究室には<交信室>と呼ばれている小部屋があった。この小部屋は、
外界からの音と光を完全に遮断していた。潜在意識への扉を開くためである。
部屋の中には小さなテーブルが置いてあり、その上に筆記用具が置いてあった。
テーブルの前の壁には部屋の照明を調節するためのスイッチが付いていた。
博士が創造的想像力を引き出そうとするときはいつも、この部屋に閉じこもり、
テーブルに座るのであった。
そして電灯を消し、研究中の発明に精神を集中した。すでにわかっていることに
精神を集中し、未解決の部分に答えがひらめくのを待つのである。あるときなど、
アイデアが矢継ぎ早に湧き出して、博士は三時間もぶっ続けでメモを取らなければ
ならなかった。
ヒラメキが止まったので、博士がそのメモを調べてみると当時学会で通説と
なっていたものとは比較にならないほどの精密な定義が書かれていた。
そればかりではない。当面の研究に対する答えまでが、
そのノートに書かれていたのである。その発明は企業や実業家に役に立った。
アメリカの大企業は博士の<座って考えた>時間に対して莫大な料金を
支払ったことになる。ーーナポレオン・ヒル 思考は現実化する きこ書房
(コメント)
部屋を暗くして、机の電気だけをつけて本などを読むと集中できることは誰もが
経験していることでしょう。人間は集中状態を究極まで高めることによって、
自分では想像だにしないような知識やアイデアが発揮されるもののようです。
その集中状態を意図的に作り出す力を持った人々が世間で天才とか発明王とか
言われる存在になるのかもしれません。
ナポレオン・ヒル
各界の著名人500人以上成功者を20年以上にわたり取材し
成功の秘訣を体系化し、自らもそれを実践し億万長者となる
元ルーズベルト大統領顧問官