変改させる力を持ち、原子の運動を左右することもある
また世界の歩みは物理法則によって運命づけられているのではなく
因果律によらない自由意志によって変更をうけるのであるかもしれない
<A・エディントン 物理学者>
(自分は創造のパワーそのもの)
人は、自分を環境の産物だと信じている限り、環境によって打ちのめされる運命
にある。しかし、<自分は創造のパワーそのものであり、環境を生むための土壌
と種(心と思考)を自由に管理できる>という認識をしたときから、自分自身の賢
い主人として生きれるようになる。自己管理と自己浄化を意欲的に進めている
人々は、環境は思考から生まれ出るものであることを知っている。なぜならばす
でに彼らは、環境の変化と心の状態の変化が常に連動していることに気づいて
いるからだ。人は自分の人格的欠陥の矯正に意欲的に務め、素早い目に見えた
進歩を遂げたときそれに見合った速やかな環境変化を体験することになる。
−−考えるヒント・生きるヒント ジェームスアレン ごま書房
(コメント)
精神が物質に作用するという考えは、実は物理学(量子力学)の世界では、
もはや世界的な定説になりつつあり、私たち一般人が常識として信じている
<科学的>な考えは、50〜100年は遅れているといわれてます。、
エディントン (1882-1944) Sir Arthur Stanley Eddington
イギリスの物理学者・天文学者。理論天体物理学の創始者のひとりで、
ケンブリッジ天文台長を務める。恒星の内部構造や大気構造に関する
基礎論をつくりあげ、当時星の強大なエネルギー源が何であるかが
判明していなかったが、彼はそれを原子核エネルギーによるものであると
考えていた。また、アインシュタインの相対性理論の観測的証明を求めて、
西アフリカに日食観測に出向き、重力場による星からの光の屈折
(アインシュタイン効果)を観測している。
ジェームス・アレン
本書は、およそ一世紀前に書かれたものにも関わらず、現在でも欧米を中心と
して読者を増やしつづける驚異の哲学書である。著者のアレン氏は、この本を
著したという以外は一切謎につつまれている