潜在意識は信じようとしない
人のためには、働かないものである
<T・S・ジュフロア フランスの哲学者>
(暗示の力)
大切なスポーツ競技の前日には、大学などでは気勢をあおるために応援大
会を開きます。激励演説や歌やフレーフレーの叫びなどは暗示となって勝と
うという意欲を高めます。メーカーの販売部長も朝の販売会議で同じ方法を
使ってオーケストラやラジオやレコードなどを用いて、セールスマンの感情を
あおりたてて、全員こぞってこれまでの販売レコードを突破するようにと知恵
をしぼるわけです。軍隊でも同じ原理にもとずいて、それぞれ変わった方法
が、すべての国でもれなく行なわれています。例えば密集部隊の訓練のとき
など、兵士は命令をそのままに即座に服従するよう訓練され、反復によって
それはついに本能のようになり、精神も肉体も自動機械みたいに動くのです。
そうなってこそ実践には絶対に必要な信念がおのずから湧いてくるのです。
潜在意識は顕在意識から命令をうけ、暗示のもとになる指令を与えられます。
また外界からくる刺激を顕在意識を通して受け取ります。が、もし顕在意識
がその刺激を何かの目的をもたせて潜在意識に送りこむとき、その目的を
心のイメージとしてはっきりと示せば、望みの目的はそれだけ早く実現さ
れます。ーー信念の魔術 C・M・ブリストル ダイヤモンド社
(コメント)
最近映画タイタニックをTVで放送してましたが、主人公が、ピンチに立たされ
た時、<必ず助かると信じるんだ!>のようなことを何度となく連呼してい
ました。さらに、海に投げ出されて、凍死しかけているときに、<今日は人
生最高の日だ。君に出会えたんだから・・・>などとも言っていました。素晴
らしい積極思考ではありませんか。できれば最後は、助かって欲しかった・・・。
(参考文献)
信念の魔術 潜在意識活用の古典的ベストセラー作品