自己の内面に意識を注ぐことによってのみ人間は自己実現を達成する

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アブラハム・マズロー(1908年〜1970年 アメリカの心理学者) 日時 2001 年 8 月 30 日 23:31:42:


自己の内面に意識を注ぐことによってのみ
 人間は自己実現を達成する

           <アブラハム・マズロー>
             (1908年〜1970年 アメリカの心理学者)

(フローの状態)
高名な心理学者であるM・チクゼンミハルイは、25年もの歳月をかけて、ス
ポーツ選手、芸術家、ノーベル賞受賞者などそれぞれの分野で成功した数
百人ニインタビューを試みた。そして彼らが感じた<成功の瞬間>はどんな
感じだったかを克明に調査した。彼はそれを<フローの状態>と名づけた。
<フロー>とは<流れ>を意味する言葉である。川の水がスムーズに流れ
るように、あらゆる行動は自動的になる。時間が止まったように感じられ、体
や心が目の前の仕事のために自然に働き出す、そこには自分から努力す
るという感覚が全くない。しかも、自分が偉大な仕事をしていることを、その
仕事を終えてから初めてきづくのである。<何かに憑かれた>状態こそ、
フローの正体である。私はこの状態に興味を覚え、何とかして私たちのよう
な凡人でも、このような瞬間を体験できないものかと、様々な角度からフィー
ルドテストを試みてきた。プロドライバーやプロゴルファーに瞑想の時間を持
たせたり、過去に自分が体験した最高の瞬間をイメージを描かせて、それを
頻繁に頭の中で観る習慣をつけさせたりした。なるほど、それらの行動はあ
る程度効果があったが、決定的なものではなかった。その原因を深くさぐっ
ていくと、一つの重大な事実が判明した。いくら最高のテクニックが開発され
たとしても、その本人が目の前の仕事を楽しんでいなかったら、<フロー
状態>は訪れないということである。<情熱>こそ、フロー状態を演出する
最大の要素なのだ。モーツァルトは傑作を一晩で書き上げる情熱を持って
いたし、レオナルド・ダ・ヴィンチは一日17時間作品の制作に没頭できる心
のスタミナを有していた。
           ーー勝者の脳をつくる法 児玉光雄 東洋経済新報社

児玉光雄
米国オリンピック委員会客員スタッフとして
コーチング理論の研究に従事 鹿屋体育大学助教授

アブラハム・マズロー
(1908年〜1970年 A.H.Maslow アメリカの心理学者)
彼が唱えた欲求段階説の中で,人間の欲求は,5段階のピラミッドのよう
になっていて,底辺から始まって,1段階目の欲求が満たされると,1段階
上の欲求を志すというものです。人間の欲求の段階は,生理的欲求,安全
の欲求,親和の欲求,自我の欲求,自己実現の欲求です。生理的欲求と
安全の欲求は,人間が生きる上での衣食住等の根源的な欲求,親和の
欲求とは,他人と関りたい,他者と同じようにしたいなどの集団帰属の欲求
で,自我の欲求とは,自分が集団から価値ある存在と認められ,尊敬され
ることを求める認知欲求のこと,そして,自己実現の欲求とは,自分の能
力,可能性を発揮し,創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求の
ことです。

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