想念というものは、電気や引力と同様に一種の力なのだ
そのような力をもった心で強く信ずれば、どんな事でも、たちどころに実現する
<あるヨギの自叙伝より>
(自己催眠と瞑想の違い)
創造的想像力を行使する技法は、自覚を拡大する技法であって、心を条件づ
けて限定する技法ではないということである。読者の中には、<この方法は自
己暗示または、自己催眠のように思える>という人もあろう。なるほど、ある点
までは似かよったところがある。すなわち両者とも半意識状態を経験する、と
いうところまではにているのであるが、願望実現の方法が異なるのである。自
己暗示または自己催眠等のごとく自己に条件を設定する方法においては、わ
れわれは潜在意識層に条件設定となる確固たる暗示を与えてその後は我々
の言動をその条件づけによって拘束するのである。これに反して創造的想像
力を行使する技法を正しく使用する場合は我々は心を目覚めしめて、今思念
しつつある我が人生の願望は既に実現しているのであるとういう自覚に到達
するように努力するのである。前者は心を条件で縛るのであり、後者は心を
目覚めしめるのである。そして後者によってあなたの心が目覚めると自由は
あなたのものとなるのである。
−−心の力の秘密 R・E・デービス 日本教文社
(コメント)
よく自己催眠と瞑想の違いを教えてくださいとの質問を受けていたのですが、
そのものずばりの解答を書物の中で見つけましたので引用してみました。
私なりの解釈では、自己催眠とは表層意識から潜在意識に暗示を刻み込
むのに対し、瞑想は、表層意識をクリアな状態にして潜在意識の大いなる力
を引き出すもの、すなわち表層意識と潜在意識の合一化をはかる行為で
あるように思います。
R・E・デーヴィス
アメリカ 哲学者 ヨガ、ニューソート、光明思想などを学び
世界中で信念の力の講演活動を行なう
上記(心の力の秘密)は世界五ヶ国語に翻訳されている