明確な目標を定めたあとは執念だ
ひらめきも執念から生まれる
その気になれば、一日で一ヶ月分の仕事ができる
そこには過去のすべてが濃縮されている
<安藤百福 日清食品創業者>
目標を目指す人々が登っていく階段を見つめてみよう。目標を求めて空想
にふけるのは、最初のステップで、目標の設計図を脳裏に描きながら、登
っていく。やがて大きなステップが待ち構えていて、そこで、あなたは目標を
公表しなければならない。これはあなたが登っていく過程で一番恐い段階
である。と私は思う。自分が考案した設計図をだれにも打ち明けないで胸中
に収めているうちは平穏無事である。しかし、いったん口を開いて世間に
発表すると、様々な非難中傷が襲いかかってくる。消極的な考え方をする
連中は、ここぞとばかりに、<そんなこと、できるわけがない><まぁ、うま
くいかないだろうね><以前誰かがやったんだろうけど失敗したんだ>など
とはやしたてる。かと思うと、<何か利己的な魂胆があるんだろう>と動機
に対して攻撃を向けてくる。前向きの信念をいっそう強くし、自分は何を達
成しようとしているのか、鮮明にしよう。批判を恐れまい。批判や反対が襲
ってくるように、未知の人々や、思いもよらない方面から支援がやってくるも
のである。積極的な思考は消極的な思考を圧倒するパワーを持っている。
決心したら断固として進むのだ。<できない>という批判によって動揺する
な。もし前例がないというなら、自分が新しい例を作ると思うがよい。
ーー信念 ロバートシュラー著 三笠書房
(コメント)
何かの決心をし、行動しようとするときに、まさにありがちな光景ですね。
歴史的に偉大なることを成し遂げてきた人物の書物を読むと、幾度となく、
壁につきあたり、周囲に罵倒され、そこから這い上がってきた人々で
あることがわかります。そのようなときに、引いてしまうか、前に出るかの
違いが、彼らと凡人の差ではないかと思うのです。
安藤百福
日清食品創業者 チキンラーメン、カップヌードルを開発する
インスタント時代を創出し、世界的に発展させる
ロバート・シュラー
信念の力によって人生の成功を手に入れる思考法
ニューソートの第一人者