大きな度胸をもち、大きな決心をしなければならない
<孫文 政治家>
(小さな計画はたてない)
誰でも目標を持っている。どんな目標を選べば、どうなるかもよくわかってい
る。文無しで通りをうろつく浮浪者は、食べ物と寝る場所ばかりを捜している。
それが日々の唯一の目標になっている。無論、壮大な目標とはいえないが、
目標であるのは確かである。よく毛糸入れのバスケットの中の子猫のように
せわしなく朝から晩まで動き回っているくせに、たいしたこともしない人がいる。
最初は慎重に選んだ目標だったはずの務めや使命もやがてはただの習慣
になってしまうのだろう。そうなるとその人の生き方は混乱し、混沌としたもの
になる。アメリカの有名な建築家フランク・ロイド・ライトの忠告に従えば、そ
んな人生も非凡なものに生まれ変わるかもしれない。彼はこう言った。<小
さな計画は立てないように。そういうものは人の魂を揺り動かすような魔力は
ないのだから。>ライトの計画はまず夢として始まり、やがてその夢が目標
になった。だから、小さな計画などたてないことである。小さな計画には、もっ
と大きな次元で生きるためのエネルギーがない。ほとんどの人はささやかな
目標を数多くあげ、毎日の生活では習慣に引きずられて暮らしている。そう
いう人たちの15年後は、今の状態の延長にすぎない。
ーーコンクリンの成功哲学 R・コンクリン 三笠書房
(コメント)
目先のことに注意しているばかりにあれこれ忙しくしているわりにふと気づくと
自分の目標を見失っている自分に気づくときがあります。一番の目標を書き
出して一日で一番目のつく所に貼り付けておきましょう。そうすれば、常に
そこに注意がひきつけられ、目先の雑務に追われて目標を見失うことは
ありません。
ロバート・コンクリン
ビジネスマンの意欲開発・意識改革プログラムを製作指導
孫文(1866-1925)
中国の革命家、政治家、中国国民党の創設者、
中華民国の創始者として国父と称された