意志と想像がケンカしたら、いつでも勝つのは想像だ
<エミール・クーエ 心理カウンセラー>
ナイト・ダンロップ博士は、習慣と学習の関係の研究者として有名ですが、悪
い週間を直すとか新しい習慣を身に付けようとする場合、最も障害になるの
が、<そうしようと努力すること>だと述べています。そして悪い習慣を直す
最良の方法は<自分が達成したいと願う目標をもつこと、それを達成して満
足感に浸っている自分の姿を頭の中でイメージすること>だと説いています。
そして、いい習慣を身に付けるには、あるいは、ある行動が習慣になるため
には、<目標>という考え方をもつことが大切です。目標を達成したいという
欲求をもち、具体的な行動の結果としての目標がはっきり見つめられている
ことが、学習における重大な要因なのです。>とも指摘しています。
マシュー・N・チャペル博士は、<心配と戦ったり、抵抗しようと努力することは、
心配を長続きさせるだけだ。>と喝破しています。それよりも肉体的なくつろ
ぎの訓練することで、<心のやすらぎ>を生み出すことが賢明です。それは
消極的な態度とかマイナスの行動と言われるものから、私たちを解放する
うえで大いに役立ってくれます。
ーー自分を動かす マクスウェル・マルツ著 知道出版
(コメント)
何かを達成しようと意志するとき、それに反して失敗するイメージを描いて
しまうことってありますよね。その映像を何度も頻繁に思い描いていると、
努力しているにもかかわらず、それがかえって裏目に出てしまいがちにな
ったりするものです。潜在意識の力を引き出すには、力まずにリラックス
すること。そして、プラスの方向に繰り返し意志し、それを単純な言葉にし、
連呼すること、これが秘訣です。
マクスウェル・マルツ
医学博士 心理学博士
個性変容の問題にサイコサイバネティックスの理論を
採用し自己実現の理論を体系化する
エミール・クーエ
(1957〜1926)フランス人
サジェッション(自己 暗示法)の世界的な研究者
催眠中の患者に暗示で奇跡的治療を行なう