もはや消極的でおどおどした行動などしていられないものです
＜ヘレン・ケラー＞
人は、理にかなった人生の目標を心に抱き、その達成を目指すべきである。
人はその目標を自分の思考の集中点とするべきである。それは、そのとき
の彼の内側の状態に従って、精神的理想の形をとるかもしれないし、世俗的
な目標の形をとるかもしれない。しかしそのどちらであるにせよ、人はもし
人生の漂流者となりたくないなら、自分の思考を自らの手で設定したその
目標に集中し続ける必要がある。人は、その大きな目標達成を自分の人生
の第一の義務とすべきである。自分の思考をはかない夢物語やあこがれ、
妄想などの上に漂わせたりするのではなく、その目標に集中して向け、意欲
的にその達成に目指すべきである。それが真の集中力と自己管理能力の開
発を強く促すことにもなる。たとえその達成に繰り返し失敗したとしても、＜弱
さが克服されるまでは、それが必然である＞、それを通じて身に付けることの
できる心の強さは、真の成功の確かな基礎として、機能することになる。個々
の失敗は、それぞれが、輝かしい未来に向けた新しい出発点に他ならない。
ーー考えるヒント生きるヒント ジェームス・アレン ごま書房
（コメント）
成功で喜びを得て、失敗は強さを得る。こう考えるとたとえ結果がどうなった
としても素晴らしいですよね。人間が一番辛いのは、目標自体を見失った
ときなのかもしれません。
ジェームス・アレン
上記はおよそ一世紀前に書かれたにもかかわらず、現在でも欧米を
中心として読者を増やしつづけている驚異の人生哲学書です
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。