It's all in the mind.
<すべては、心の中で生まれる>
−−ビートルズ(映画イエローサブマリン)よりーー
超ビジュアライゼーション
10才のとき、ガレット・ポーターは、手術不可能な脳腫瘍(のうしゅよう)にか
かった。放射線治療は、ほとんど役に立たなかった。彼は死にかけていたの
だ。だが、彼は幸運にもメニンガー・クリニックのある、カンサス州のトペカに
いた。そこには、<治療における想像力の効果>について研究していた、心
理学者パット・ノリスがいた。彼女はガレット少年に特別に集中して想像力の
訓練を行なった。彼の体が脳の中の腫瘍(しゅよう)を破壊するように働く、
超ビジュアライゼーションを教えたのである。二人はくる日もくる日も時間と
競争しながら研究した。一日遅れれば、一日死が近づくのだ。一日一、二回
ガレット少年は彼の血液の中の白血球が、腫瘍細胞を食べ尽くしていくこと
を想像した。ある日、彼は自分の想像力の中でいくら捜しても腫瘍が見つか
らなくなったとノリス博士に伝えた。そして、脳のCTスキャン検査は彼の想像
が正しいことを証明した。脳腫瘍がなくなっていたのである。
−−(参考文献)ガレット少年とノリス博士の共著
<私は生きることを選んだ>より
(コメント)
たまたまこの話が、あるテレビ番組で特集されているところを、見たことがあ
るのですが、その時は、ガレット少年が直接インタビューに答える形で、上記
のことと少し違うことを言っていました。ビジュアライぜーションをするときに
少年は、大好きなSF映画である、スターウォーズをイメージし、脳腫瘍
(のうしゅよう)をダースベイダー率いる帝国軍(敵)に、そして、自分の白血球
を反乱軍(主人公ルーク・スカイウォーカー)に置き換えて、スターウォーズの
戦闘の音楽を流しながら、敵の戦艦(腫瘍)をビーム砲で、全滅さすシーンを、
額に汗を流し、あたかも本当の体験であるかのようにイメージしていたそう
です。無理なイメージングをすると短時間でも非常に疲れますが、自分の好き
な映画や、体験に置き換えれば、例え毎日やっても楽しいものです。もし 病気
で寝込みながらこのメルマガを読まれている方は、一度お試しください。きっと
良い方向へ向かうことでしょう。