自分ならできる
−−コリン・ターナー
真実でも嘘でもそれをずっと自分に言い聞かせていると、終いには信じるよう
になるというのはよく知られている事実である。もしそれが嘘であったとしても、
やがて真実として受け入れられるようになるのだ。すべての人間は、その心
を占めている思考のありようなのである。確信とは、何かを繰り返すことによ
って、誘発または創造された心の状態のことである。<私は前向きで私なら
できる>という姿勢がパワーと能力とエネルギーを生み成功へと導くことを信
じよう。<自分ならできる>と心から信じれば、どうすればいいのかは自ずと
明らかになり、その成果が現われるだろう。あなたは自分を理解し、受け入
れ、前向きな感情があなたの心の主要位置を占めるように励み、そしてもち
ろん、後ろ向きの感情をくじき、消滅させることが必要である。前向きな姿勢
がもつ力を信じれば、あなたは実際に状況を支配し、環境が自分に有利に
働くように仕向けることもできるようになるのだ。信じる力は、あなたの資質
のなかでも最もかけがえのないものの一つである。フランク・ロイド・ライトは
こう言っている。<あなたが本当に信じることはいつでも実際に起こる。それ
を信じる心がそうさせるのである。>
−−あなたに奇跡を起こすやさしい100の方法 PHP
(コメント)
スポーツの世界では、その時代によって様々な迷信?が信用されています。
ほんの十数年前まで、<運動中は、疲れるから水は絶対に飲むな><柔
軟体操の時後ろで背中を思い切り押して無理やり筋肉を伸ばす>など、今
の時代から考えると、とんでもないことを体に良い事と<信じて>実践さ
れてきました。しかしそんなやり方でも各時代において、素晴らしいスポー
ツ選手を輩出しているのは、事実の正否よりも信念のほうが重要であると
いうことを象徴しているのではないでしょうか。あなたが心の奥から信じ、確
信している事、それがまさに真実となるのです。
コリン・ターナー
ヨーロッパを代表する潜在能力開発の指導者
上記著書は25ヶ国語に翻訳され世界的ベストセラーとなる
マイクロソフト・IBM・ブリティッシュテレコム等世界的超優良企業の
ビジネスコンサルタントを務める