現在形にする
−−シャド・ヘルムステッダー
積極的な自己説得は、書く時も読むときも考える時も声を出して言う時にも必ず
<現在形にする>こと。そしてすでに望むような変化が起こったかのような言い
回しをしなければならない。そうすることによって、潜在意識に完璧なイメージを
送ることができるのだ。コントロール・センターに送るイメージが具体的であれば
あるほど、潜在意識に送られえる指令も具体的になるというわけだ。また潜在意
識に新しい指令を出したい時<私はこれからダイエットします>などと言っては
いけない。<私はこれから>という言葉によって、コントロールセンターに送られ
る指令は、将来いつか私はダイエットしますが、いまは、まだこのままにしておい
てください。>という意味になってしまうのだ。そしてその将来とやらは決してこな
いのである。潜在意識はあなたを信じず何もしないだろう。願望は必ず現在形
で言い切ることだ。潜在意識には真実と空想の区別はつかず、言った言葉どお
りに受け入れ、そのとおりに行動するからである。
−−自己説得の驚くべき威力 騎虎書房
(コメント)
<こんなふうにやろう><こうすることにしよう>将来やろうと心に決めるのは、
普通人?の考え方です。潜在意識の法則を活用する人々は、あたかも自分の
願望をすでに成し遂げているかのように、何かにつけてイメージする訓練をし
ましょう。これに熟達してくると、もうすでにやったことを思い出しているのか、ま
だやっていないことをイメージしているだけなのか、ふと忘れる瞬間がくるよう
になります。そして、後者の方はあなたの意志によって自由にイメージし理想の
自分を創造していけるのです。
シャド・ヘルムステッダー
心理学者 人間行動と自己開発のエキスパート
セルフ・トーク・インスティテュート会長
米国人気の講演家の一人