重役の七割が賛成するプランは時すでに遅く、
七割が反対するプランでやっと先手がとれる
−−松下幸之助ーー
私たちを取り囲んでいる常識というものは、想像をはるかに超す根強さを持っ
ています。しかし、私たちはその常識を尊ぶとともに、ときには、常識から自分
を解放することが必要だといわれています。そして、そのためには、やはり、
強い熱意が要請されます。熱意のたぎっているところ、人は必ず新しい道を開
きます。常識では考えられないことをやってのけ、運命を切り拓き、新しい発
明発見をします。常識を破るのです。常識は大事であり、、破るがために常識
を外れた事をするのは、世の中を乱し、周囲に迷惑を及ぼすだけです。そうで
はなくて、熱意の発するところには、次々と新しい着想がうまれ、必然的に常
識が破られていくのです。
−−松下幸之助一日一話 PHP研究所
(コメント)
何十年か前、オリンピックにおいて、これ以上スポーツ界の記録はあまり伸
びることがないだろうといわれたことがありました。しかしその予想に反して、
毎年のように世界新記録が、達成されているのは、皆様もご承知のとおりで
す。人は知らず知らずのうちに、自分の限界を自らの想念の力によってつく
っています。そして歴史上常識を打ち破ってきた偉人たちは、皆、常人では
考えられないほどそれらが高かったのは、言うまでもありません。
松下幸之助
松下電器産業 創始者
この教訓は、毎日配信されます。一度だけでなく、何度も何度も繰り返し読
みましょう。そして、仕事中、勉強中に何度もその内容を思い出し、でてくる
登場人物があれば、それを自分に置き換えてイメージしてみましょう。あな
たがもし、このことをまじめにやり続けたとしたら、近いうちに必ず潜在意識
の不思議な偉大なる力を目の当たりにすることになるでしょう。