精神と物質、科学の最先端と東洋哲学
"The religion of the future will be a cosmic religion. The religion which based
on experience, which refuses dogmatic. If there's any religion that would cope
the scientific needs it will be Buddhism...."
未来の宗教は宇宙的な宗教となるでしょう。それは、教義においてでなく、
経験を基盤とするものである。もし科学的に必要なるものにうまく対処できる
宗教があるとすれば、それは仏教であろう。
<アルバート・アインシュタイン>
現在物理学は、原子論の分野で、東洋の神秘思想の世界観へと大きく一歩を
踏み出した。量子論は、一つ一つが、その根本で独立しているといった物体観
を捨て去り、<観測者>に変わって、<関与者>という概念を導入した。さらに
今後の物事を記述する際には、そこに人間の意識を含む必要性をも認めるか
もしれない。量子論では、万物は物質と精神の関係しあう織物で、その織物の
部分は全体との結びつきをとおしてしか定義できない、と考えるようになったの
である。タントラ仏教徒ラマ・ゴヴィンダの次の言葉は、原子物理学の世界観を
要約している。
仏教者は、そのダイナミックな力のなかに自分自身をおけるような、孤立して
存在する外界を信じてはいない。外界も、自己の精神世界も、同じ織物の両
面にすぎない。力と事象、意識の形態とその対象、それらすべてが糸として織
り込まれ、不可分で限りの無いネットワークをつくり、互いに条件づけされあう
関係を構成する。<ラマ・ゴヴィンダ>
ーーF・カプラ著 タオ自然学 工作舎
(コメント)
最先端の科学は、意識と物質の関係にメスを入れ始めようとしています。
もちろんこのメルマガの読者の方の中に物質主義的な方は、まずいらっしゃ
らないと思っていますが、どっちかわらない、自分に都合のいい方がいいなど
と考えている人は多いんではないでしょうか。実は私もその内の一人です(笑)
タオ自然学 F・カプラ著
量子論の最先端と東洋哲学の類似性を主張した異色の作品。本書はイギリス
アメリカで熱烈なる支持を受け、ほとんど宣伝も広告もされなかったにもかか
わらず、口から口へと急速に拡がり、現在では十数カ国で翻訳出版されるま
でになっている。
この教訓は、毎日配信されます。一度だけでなく、何度も何度も繰り返し読
みましょう。そして、仕事中、勉強中に何度もその内容を思い出し、でてくる
登場人物があれば、それを自分に置き換えてイメージしてみましょう。あな
たがもし、このことをまじめにやり続けたとしたら、近いうちに必ず潜在意識
の不思議な偉大なる力を目の当たりにすることになるでしょう