−−稲盛和夫
私は自分のことを<夢見る夢夫>と呼んでいます。私には途方もない夢を見
る癖があります。果てしない夢を次から次へと見つづけその夢の中で事業を
展開してゆくのです。その夢を直ちに実現しようとするのではありません。た
だ頭の中で一生懸命<夢を抱きつづけ、想像し続ける>のです。頭の中で
シュミレーションを来る日も来る日も持ちつづけるのです。そのようなプロセ
スを経て夢は願望となっていきます。仕事を離れてるときでも私はこの願望
を常に心に抱いています。街を歩いていると何か私の願望に関係あるものが
強い印象をもって目に飛び込んできます。また、例えば混み合ったパーティー
の席で夢を実現させるためにどうしても接触したい人物が部屋の向こうから
私の注意を引き付けることもあります。もし私が強烈な願望を抱いていなけ
れば、このようなものはただ通りすぎていってしまったかもしれません。素晴
らしいチャンスは、ごく平凡な情景の中に隠されています。それは強烈な目
的意識を持った人の目にしか映らないものなのです。目標をもたないうつろ
な目には、人生のどんな素晴らしいチャンスも見えることはありません。
−−成功への情熱 PHP研究所
(コメント)
もしあなたが心から願望を連呼し続けるなら、なんらかの自分を鼓舞するひら
めきが潜在意識からの信号として送信されたり、現実世界の中でそれを実
現するのに役立つ情報や援助あるいは物などが次々と現われ、あなたをそ
の目票へと近づけていきます。
稲盛和夫
京セラ KDDI創業者
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この教訓は、毎日配信されます。一度だけでなく、何度も何度も繰り返し読
みましょう。そして、仕事中、勉強中に何度もその内容を思い出し、でてくる
登場人物があれば、それを自分に置き換えてイメージしてみましょう。あな
たがもし、このことをまじめにやり続けたとしたら、近いうちに必ず潜在意識
の不思議な偉大なる力を目の当たりにすることになるでしょう。