−−C・M・ブリストル
潜在意識の働きによって難しい問題を解決するにはまずあらゆる角度から全
体を意識的に検討した上で夜眠りに入る前に潜在意識に向かって、どうかこ
の問題の解答をあたえてくれるようにと頼むのです。そうすると真夜中に旧に
目が覚めてその解答が頭に浮かんだりあるいは、朝目が覚めるととたんにそ
の解答が頭にひらめいたりするものです。さもなければ、昼間なにか仕事と全
く関係ない別の事に夢中になっている最中にひょっこりいい考えが浮かんでき
たりしますから、そんなときはぬかりなくそれをそのまま受け取って少しも迷わ
ずにその指示に従う行動にでるのがいいのです。
−ー信念の魔術 ダイヤモンド社
(コメント)
この潜在意識からの指示と自分(表層意識)の単なる思いこみをどのように
見分けるのかについて、誰もが疑問をもつことでしょう。潜在意識の指示は、
普段表層意識がそのことについて考えていないリラックスしたとき、または、
瞑想時に、忽然と現われます。そして、そのアイデアが心に思い浮かんだ
時になんともいえない良いフィーリングが体に体感できるものです。それに
対して、あれやこれやと表層意識で考えて結論を出したことは、何も感じな
いか、あるいは憂鬱や不快感(虫の知らせ)を感じたりするもので、そのよう
な判断は大抵の場合間違ったものであることが後からわかります。そして
それは皮肉なことに一生懸命考えて無理に導き出した答えに多い
ものなのです。
信念の魔術
潜在意識活用の方法を説いた本としては古典的ベストセラー