−−ジェームス・アレン
外部の世界である環境は、それ自身を思考という内側の世界にあわせて形作
る。そして、好ましい環境とこのましからざる環境の双方が、究極的には、そこ
に住む個人の成長に貢献する。人は、自分が育んだ環境という果実の収穫人
として、苦悩と喜びの双方から学ぶことができる。人は、心の奥底にある支配
的願望、熱望、思考につき従い、不浄な企てに手を染めつつ、あるいは、気高
い努力の王道を胸を張って歩みつつ、やがてはそれらの果実である自分の外
部環境に行き着くことになる。成長と調和の法則はあらゆる場所で機能している
−−考えるヒント生きるヒント ごま書房
(コメント)
喜びは、幸せを与え、苦しみは、成長を与えます。人生に起こる無駄なことは、
一切ありません。そして、この二つのどちらを選ぶかは、あなた自身の普段の
思考なのです。
ジェームス・アレン
本書は1902年に出版されたものですが、一世紀前に書かれたもので
あるにも関わらず、現在でも欧米を中心に読者を増やしつづける驚異の
人生哲学書です。ジェームス氏は、この本を著したという意外は、ほとんど
謎に包まれています