信じることの偉大なる力
−−C.M.ブリストル
かつてアメリカの大統領ルーズベルトは、絶えず潜在意識にたよって暗示を繰
り返せば、そのとおりものごとが実現すると信じた人です。そしてけっして後ろを
見ず前だけをみて<昨日>のことは全く無意味で閉ざされた書物と同じだと考
えていました。小児マヒに苦しめられた病後、なんとかして松葉杖を使わずに
ステッキだけで歩けるようになろうと決意しました。近親のものも、再び歩けるよ
うにと祈って、そのしるしとして杖を送りました。ルーズベルト大統領は大喜びで
夜どおしその杖にもたれて、<フランク(ルーズベルト自身の名前)お前はきっと
また歩けるよ>と自分に向かって繰り返しいっていたということは、その場にい
あわせた人の実話です。彼は信じることの威力を堅く信じたのでした。ある医者
が小児マヒの経験者である彼に、闘病法の体験を聞くと、彼はいいました。<静
かに運動すること、マッサージ、そして日光浴が大切です。しかし、それよりもさら
に大事なのは、患者自身がこの病気は、結局治ると信じることです>
ーー信念の魔術 ダイヤモンド社
(コメント)
歴史的偉業をなした人物の伝記や自叙伝を読むと、潜在意識の法則を理解し、
応用していた痕跡が数多く残されております。そしてその法則を応用する秘訣
は、<反復する><イメージする><あきらめない><瞑想する>などがあ
げられます。
C,M.ブリストル著 <信念の魔術>
30年以上も前から読み継がれている、成功哲学に関する古典的名著の一冊