−−ジョセフ・マーフィー
シャルル・ボードワンはフランスのルソー研究所の教授でした。彼は素晴らしい
心理療法家で、ニューナンシー治療学校の研究所所長でした。1910年に彼は
潜在意識に印象づける一番良い方法は、うとうとした眠たい状態、つまり、あら
ゆる努力が最小限に切り下げられる睡眠類似状態に入ることだと教えておりま
す。それから静かな受動的な受容的なやり方でその考えを黙想することによって、
潜在意識に送り込むというのです。彼の方式は次のようなものです。<潜在意
識に考えを送り込むことを確実にやる非常に簡単な方法は、暗示の対象となる
考えを圧縮して、すぐ記憶に刻まれるような簡単な文句にまとめ、それを子守
唄のように何度も何度も繰り返すことだ。>
−−眠りながら成功する 産能大学出版部
(コメント)
日本人なら誰しも一度はお寺のお坊さんが、仏壇でお経を読むシーンを見たこと
があると思いますが、この仏壇のロウソクの光や線香の香り、数珠をたぐるという
単純な動作の繰り返し、お経は宗派によっても違うが、単純な言葉の繰り返し、
いずれの行為も人間を瞑想状態により早くもっていく作業をしていることに気づか
されます。つまり仏壇は古代から伝わる人間をいち早く半睡眠状態にもっていく
精密な瞑想マシーンなのです。
ジョセフ・マーフィー
世界中で講演活動を行なう潜在意識活用法を説くの第一人者
テレビ・ラジオでも講演を行い博士のクラスを受けた受講者は
数十万人にものぼる。その著書は二十数冊にのぼり、いずれも
世界的ベストセラーとなる。