心の絵
−−B.スィートランド
私が家という言葉をいったら、心の目でなにを見るだろうか。家という文字を見
るだろうか。いや、多分あなたの家をみるだろう。それは自分の家かもしれない
し、友人の家かもしれないし、将来の自分の家かもしれない。いずれにしても、
あなたが見るのは家そのものであって、家という文字ではない。心は文字で考
えるのでなく絵で考えるからだ。私たちは見るもの、聞くもの、読むものすべて
を心の絵に翻訳しているのである。言葉を変えていうなら、私たちは、聞いたり、
読んだりしたことを<見て>いるのだ。あなたの心の絵は、潜在意識がつくる
模型見本であり、建築家がつくる青写真のようなものだ。
−−自己を生かす 創元社
(著者の一言)
あなたが心の絵で頻繁に見るものは何であれ、将来、この物質世界に現実と
なって姿をあらわします。自分が将来どのような人物になっていたいか?と質
問されたら、あなたは、どのような映像が思い浮かぶでしょう。それが、あなた
にとって、都合の良いものであれ、悪いものであれ、将来のあなたの現実の
姿なのです。
B.スィートランド
心理コンサルタント 創造的心理学の講座を大学で持つ他に
テレビ、ラジオの人生相談などで活躍する。