−−R.コンクリン
成功と失敗を分ける線は非常に細いので、人は何時越えたかほとんど気づか
ないものである。この線はあまりにも細いために、その真上にいてさえ気づか
ないことが少なくない。どんなに多くの人が後少しの努力、後少しの忍耐で、成
功できるというところであきらめてしまったことだろう。潮は引いていくが、必ず
また満ちてくる。仕事においても、見通しが真っ暗に思えるときに実は変わり
目にきているときがある。もう少し忍耐し、もう少し努力すれば、絶望的失敗と
みえるものが、素晴らしい成功に変わるかもしれない。あきらめて努力をやめ
てしまわない限り失敗はない。心の中以外に敗北はなく、目標に対してしり込
みをする自分以外には超えられない障害はない。
−−コンクリンの成功哲学 三笠書房
ロバート・コンクリン
意識改革・意欲開発プログラム(Adventures In Attitudea)の主催者
不屈の精神の築き方を示すものとして高く評価される。
(コメント)
失敗であると自分が思わない限り失敗はありえないものです。多くの偉人たち
の人生は普通の人では、あきらめてしまうような試練を幾度となく経験し、それ
を乗り越えた上で成し遂げられています。成功と失敗は、お菓子のおまけのよう
につけあわせでついてきます。試練が大きければ大きいほど、その後に大きな
成功が待っているものです。