内観(イメージ)と断言
−−塩谷信男
けれどもわたしは、あきらめませんでした。生来の負けん気がある。一度
口に出したことは、なんとしてもやり遂げなければならないと言う意地もあ
る。なによりも願った事は、必ず実現できる、自分が志して達成できなか
ったことは一度もない。だから今度も絶対にできる。という強烈な信念と
意志の力が、わたしには、充満していました。その信念の強さは、希望
や願望のレベルを遥かに超えて、思ったことが叶わないはずがないとい
う自己への確信の域まで達しています。それは、<〜したい>でも<〜に
なりたい>でもない。<〜できないはずがない>という揺るぎない確信
であり、すでに<〜できた>という完了形の断言でもあるのです。したが
ってその確信にともない、自分の姿も明確に脳裏に思い描くことができて
いる。その像を意識的に明瞭に眼前に思い描いていたのです。事前にす
でに<上達した><成功した>という完了形でイメージ(内観)ができて
いるのです。この強い想念やくっきりした内観は、<思いを叶える>ため
に必要不可欠な条件なのです。
−−自在力 サンマーク出版
塩谷信男
医学博士 京城帝国大学助教授を経て、内科医院を開業 86年閉館
著書 宇宙無限力の活用 大断言 など多数
(コメント)
くっきりとあなたの中で、イメージとして未来を明瞭に描いたとき、もうすでに
あなたの頭の中では、それが、果たして未来のことなのか、過去にすでに
起こってしまったことなのか、区別すらつかなくなります。そのような集中
状態に入ることができた時、人は奇跡を現実世界に目の当たりにします。