−−松下幸之助(松下電器産業)
賢い人はともすれば、批判が先に立って目前の仕事に没入しきれない
ことが多い。このためせっかく優れた頭脳と知恵を持ちながら、批判ば
かりして、結局は簡単な仕事も満足にできないとことがある。ところが
逆に人が見ればつまらないと思われるような仕事にも<馬鹿の一つ覚
え>と言われるぐらいに全身全霊を打ち込む人がいる。この姿は全く
尊く、見ていても頭が下がる。仕事に成功するかしないかは、第二のこと
要は、仕事に没入することである。批判はあとでよい、とにかく一心不乱
になることだ。こうした努力は必ず実を結ぶのだ。そこからものが生ま
れずして、いったいどこから生まれよう。
松下幸之助
松下電器産業創業者(あまり説明の必要はない人ですね。)
(コメント)
この松下幸之助氏の話を読んでると一つの真理に気づかされます。
歴史上の成功者は必ずしも、頭の良い人とは限りませんが、歴史上
の成功者は、一人の例外もなく、意志力の強い、仕事熱心な人であ
るという事実です。