道は必ず開ける
−−マーク・フィッシャー
<いいえ、でもダメに決まってますから、・・・><それは、間違っとるな。
二度とそのような態度を取らない事だ。他の連中のように、やってみる前
からあきらめてはならん。それが何事もなざず、何をやっても成功しない
人間は、すべからく諦めが原因となっている。行動を起こしたとしても、ど
うせダメだという気持ちでやって、うまくいくはずがない。罠に陥らないよう
にしなさい。そういう人間は初めから負け犬なのだ。自分の考えと行動を
調和させることじゃ。道は必ず開けると思って行動しなければいけない。
問題が理想的に解決することを信じるのだ。そうすれば、精神力と目的を
果たそうとする意志が魔法のように解決策を呼び寄せる。あんたが考え
もしないような方法でな。きっと成功すると心の底から信じれば、それは
実現する。わずかな疑いも入れてはならん。ありったけの力でもみ消すの
じゃ。疑いは、精神の陰の部分、楽天主義は、光と生命の王国に属する。
これら二つの力は、常に争っている。断固として疑念と戦いなさい。疑いも
一つの思いじゃからな。あらゆる思いがそうであるように、疑いも、形にな
って現れることがある。金を借りることが、できると心の底から信じていれ
ば、きっと貸してもらえる。確信がもてるかね?><疑いが生じたらどうす
ればいいのですか?><一番いい方法は、それと逆のことを繰り返し考
えること。自己暗示というやつだ。自分の言葉を至上命令とすることじゃよ、
心が十分に強くなれば、一つ一つの言葉が司令となる。言葉と現実が一
体となるのだ。そして、その命令が実現するまでの時間も次第に短くなり、
最後には瞬間的になる。その頃には、完全に自分自身を統率することが
できるようになっているはずだ。自分の心を支配しなさい。>
−−成功の掟 JMAM
マーク・フィッシャー
青年実業家 若き日に大成功し、億万長者となる。上記<成功の掟>は
著者の人生経験を参考に物語化した、半自伝的作品です。
(コメント)
心に諦めや疑いが生じた時に、その逆のことを考えることは、容易なこと
ではありません。それをより簡単にするのが、復唱(アファーメーション)する
ことです。何度も何度も声に出して反対の想念を口に出して唱えてください。
始めのうちは、疑念が心を支配していても、反対の言葉を繰り返していくうち
に、その想念がやがて逆転し、復唱してる方の想念があなたを支配するよう
になるでしょう。否定的な想念がそれによって完全に消え去った時、それは、
あなたの潜在意識に信念となって焼きつき、やがて現実となります。