−−パラマハンサ・ヨガナンダ
断食を行なうには、正しい方法で行なわなければなりません。ことに3日以上
の断食は、適切な管理のもとで行う必要があります。初めて断食する人がい
きなり長い断食をすることは、体が、衰弱するので、勧めれません。毎週一回
の果物だけによる一日だけの断食か、毎月一回のオレンジジュースだけによ
る三日間の断食は断食に慣れさせるための良い方法です。断食をする人は、
周りの人たちが食べないと病気になるとか、死んでしまうなどといって、心配
するのを覚悟しなければなりません。確かに長い断食をするとき、最初の数
日間は体が衰弱するのを感じます。それは、生命力に長い間の食物に依存
する習慣がついているためです。しかし、日がたつにつれてその感覚がなく
なっていきます。あなたの生命力は、食物への依存から抜け出します。そして
自分の体が生命力だけでも、支えられる事が、わかってきます。生命力を
自分の意識下におくと、減量することも、一定の体重を保つことも、自由自在
になります。この原理を応用すると、どんな長い断食を行なっても、体を正常
な体温に保つことができます。頭の延髄からのエネルギーを取り入れる方法を
会得すると、外的エネルギー源への依存度が次第に減って、自分の内に
ある再生能力により多く頼るようになるのです。
−−−人間の永遠の探求 森北出版
パラマハンサ・ヨガナンダ
ヨガの修行者
「あるヨギの自叙伝」「人間の永遠の探求」ヨナガンダ著
世界16カ国語に翻訳されており、
ビートルズのメンバーのジョージ・ハリソンは、ソロで、
ヨガナンダに捧げる曲を数曲書いています(例"Life Itself")。
エルビス・プレスリーはヨガナンダの教えに傾倒し、
ヨガナンダ師が創設したSRFに入会。
アップル・コンピューターの創業者で現CEOである
スティーブ・ジョブズもこの本を座右の書としています。
他にアメリカのノーベル科学賞受賞者ルーサー・バーバンクや
同じくノーベル平和賞受賞者マハトマ・ガンジーにヨガの手ほどきをし、
しているのは、本文にも記載されています。
(コメント)
つい先日断食についてのことを書いたら、以外に<どうやって断食したら
いいのか>などの問合せが非常に多かったので、今度は、具体的方法を
書いた部分を引用してみました。あえて私からアドバイスをすれば、とにかく
一度実践してみてくださいの一言につきます。このメルマガを読んでる
読者の方は、自分の能力を高めたいという意識が、人一倍強い人が
多いと思いますが、もし、能力開発法で一番効果のある方法は、と質問
されたら、私は間違いなく<断食です>と答えるでしょう。断食する
のにお金も暇も必要ありません。逆に食事時間とお金が浮いて、節約できる
でしょう。ほんの2〜3日、1食あるいは、2食ぬいてみてください。あなた
の頭の回転は、速く活発になり、やる気はみなぎり、体は身軽に、睡眠
時間はいつもよりも格段に短くても全く疲れを知らなく、自分がまるで、
スーパーマンに変身した気分になること間違いなしです。ただ、注意が、
必要なのは、前回のヨガナンダの引用でも指摘がありましたが、あくまでも
心の力を正しく理解し、断食をすれば体が活性化することを理解していない
といけません。ほとんどの現代人は、そのようなことを普段から、訓練して
いないために、<食べないと体に毒だ><食べないと体力がもたない>
などの、常識と言われる迷信に騙されているのです。それは、このことを
実践するうちに徐々に理解できるようになることでしょう。